今、ここでしか味わえない、北海道の恵みをいただく【余市SAGRA】

<美味しいを上回る感動ってこういうことかも>

札幌時代からとびきりおいしいイタリアンを食べさせてくれるお店だったSAGRAさん。
余市に移転してから、初めて訪問することができました。

※訪問から日が経ってしまい、メニューの記憶がやや薄いです・・・

クルマバソウの温かいお茶で胃を温めたのちに、コーススタート。

料理説明用に調理前の食材が各テーブルに置かれます。

料理説明用に出された緑トマト(SAGRA)

1皿目は緑トマトのガスパチョ。
さわやかな酸味が夏の味。

緑トマトのガスパチョ(SAGRA)

続けての2皿目もトマト。こちらは赤いトマトです。
おしりのあざがしっかりあることがおいしさの印である品種なんだそう。

料理説明用に出された赤トマト(SAGRA)
名前を忘れてしまった香草(SAGRA)

ん?草??
「こちらを各自でちぎって料理の上に載せていただいて完成です」とのこと。
「ちぎった後の指の香りもお楽しみください」
ほー、いい香り。

貴腐ワインの滓を使用したイカの塩辛?とともに。

赤トマトと貴腐ワイン塩辛の一品(SAGRA)

この塩辛をおみやにしたい・・・。日本酒大量消費間違いなし。
この日はワインペアリングでお願いしており、個人的に一番好きなペアリングでした。
ワインは都度コースの最後にまとめて種明かしがされる仕組みだったので、ボトルの写真は後程。

白身魚のカルパッチョ(SAGRA)

このお魚が何だったか、どうしても思い出せない・・・

とうもろこしパン(SAGRA)

とうもろこしぱん。焼きたて、ほかほかの幸せ味。

今回、ウニ付きコースで予約していましたが、訪問前からウニが不漁と聞いていたので、料理がどのようになるのか心配していました。
実際も不漁は深刻な状態ということで、ここ数日は漁自体さえもなかったそう。
海温が上がり、ウニの生育環境が変わっていることも大きいようで、今まで夏はウニ!と当然に思っていましたが、地球の大きな変化が、身近な楽しみにさえも影響を与えていることを実感しました。

そんな状態で本当に出せるものがない・・・と申し訳なさそうにお話されていたシェフが出してくれたウニの一皿。

おこげに塩ウニ(SAGRA)

濃厚な塩ウニをおこげではさんだもの。

塩ウニ(SAGRA)

塩ウニたっぷり。

ウニの濃厚旨味ネットリ感と、おこげのカリサク感&香ばしさに、つい目を瞑ってしまいました。
この量の塩ウニを一度に食べるのは生涯この一回のような気がする・・・

SAGRA風ウニ丼
極小の茹でたてパスタによるイタリアンうに丼。
塩ウニもいいけど生のウニもやっぱりおいしい。濃厚な甘みは生ウニならでは。

SAGRA風ウニ丼(SAGRA)

スイカのドルチェ。スイカだー!

スイカけずり(SAGRA)

本日のワインたち。

この日のワイン(SAGRA)
この日のワイン(SAGRA)
この日のワイン(SAGRA)
この日のワイン(SAGRA)

1本1本が入手しにくいものですが、一度の食事で楽しめるは嬉しい。
2本目ドメーヌアツシスズキと4本目のドメーヌアツヒコが好みでした。

こちらでは、1品1品、シェフが料理の説明をしてくれます。
食材の話や、その食材をこの料理にしようと思った理由など。
まさにここにしかないストーリー、テロワール(イタリアンだけど)を感じ、味はもちろんのこと、ここに来て食べるべき料理と感じさせてくれます。

また、ワイン畑に囲まれた環境も素敵。
敷地内でもブドウ栽培をされているとのことで、いつかSAGRAの畑で収穫されたブドウのワインが飲めるのかな・・・・なんて期待もしちゃいます。

SANGAは現在、ロカンダ(宿泊施設を備えたレストラン)として営業しています。
夜コースはさらに品数も充実しており、ワインペアリングも更に楽しめるので、この環境を味わいつくすには、1泊するのが間違いないと思う!

大げさかもしれませんが、大地や海の恵みを分けていただいて自分が生かされている、という感覚も味わえる素敵なお食事でした。
ぜひとも季節を変えて再訪したい名店。

【余市SAGRA】基本情報

※2024年7月来訪時

余市郡余市町登町987番地2

★予約等の詳細は公式HPで確認を→SAGRA公式ホームページ

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